こんにちは!中小企業で社内SEをやっている やいさ と申します!

中小企業の社内SEを2社・合計7年経験している現役社内SEです!
今回はその経験を元に中小企業の社内SEのリアルなお仕事内容をご紹介したいと思います!
※ここでいう社内SEは事業会社の社内SEになります。(例:製造会社や小売り会社などの非IT企業の情報システム部門)

2社経験して業務内容はあまり変わらなかったので、リアルな社内SEの情報をご提供できるかと思います。
こんな方におすすめの記事です!
・社内SEがどんな仕事をしているのか知りたい
・社内SEの転職を考えているけど志望動機が思いつかない…
中小企業社内SEの仕事の全体像
中小企業の社内SEの仕事を一言でいうと、「社内のIT業務全て」になります。

大企業の社内SEであれば役割分担(例えばネットワーク担当など)がされているケースが多いですが、中小企業の社内SEは何でも屋!
もっと本質的な言い方をすると「各社員が日々行う業務が円滑に進むような環境を提供すること」が使命です!
ただ、この範囲については会社によってさまざまです。どれだけIT化が進んでいる会社かだったり、社員のITリテラシーレベルによって大きく変わります。
たとえば、ITリテラシーの高い会社であれば、総務部門や営業部門が一部のIT機器の面倒を見たりしている場合もあります。逆のケースだと、ハブやLANケーブルの交換など些細な対応を任されることもあります。
ただ、仕事の濃淡はあれど、本質的な仕事内容は変わりませんので今回は代表的な業務をご紹介していきます。

社内SEに転職したいけど、仕事内容がイメージできていないから志望動機が思いつかない。。という方には参考になる内容になっていると思います!
社内SE業務一覧
業務①:ヘルプデスク
業務②:ITインフラ管理
業務③:セキュリティ対策
業務④:ベンダー折衝
業務⑤:システム開発
業務⑥:不定期に発生するプロジェクト

今回は業務①:ヘルプデスクをご紹介します!(②以降は次回の記事でご紹介)
業務①:ヘルプデスク
社内SEと言われて一番に思いつくのがヘルプデスクではないでしょうか?
ヘルプデスクとは社員から日々寄せられるITの困りごとを解決していく仕事です。
対応方法としてはリモートや、実際に現地でPCを確認するなど、問合せ内容によってさまざまです。
基本的には以下のような流れで進めていきます。
- 問い合わせ内容を詳しくヒアリング
- 不具合原因と解決策をWEBや生成AIを使って調査
- 社内解決ができなければベンダーへ問合せ
- 解決策を試す
- 解決しなければ別の解決策を調査&試す
- 解決するまでひたすら繰り返す
問合せの内容は、一瞬で解決できるものから、インターネットに解決策が載ってなく独自に調査が必要なもの、相当調査をベンダーじゃないと分からないものなどなど難易度は様々です。

仕事の一例をご紹介!
| 問い合わせ事例 | 対応例 |
| インターネットに繋がらなくなった | ・状況確認 【例】ネットワークアイコンの表示はどうなっていますか? LANケーブルはつながっていますか?など ・アクション 【例】PCを再起動してみてください。LANケーブルをつないでください。 |
| マクロでエラーメッセージが表示された | ・状況確認 【例】ネットワークへの接続や関係するExcelを掴んでいないかを確認 ・アクション 【例】マクロのプログラムを調査して原因を分析、場合によってはマクロの改修(インプットファイルがおかしい場合などもある) |
| PCが起動しなくなった | ・アクション 【例】サブディスプレイに接続してみる 別の電源ケーブルを試してみる 解決しなければメーカーへ修理依頼 |
今回ご紹介したのは一般的なヘルプデスクです。ですが、こういった一般的な問合せだけでなく会社特有のヘルプデスクもあったりします。
例えば、内製したシステムや外部ベンダーがその会社向けにカスタマイズ構築したシステムに関する問い合わせなどです。
特に社内SEになって半年くらいは、一般的なIT知識で解決できる問題には対応できますが、会社独自のシステムなどの知識がないのでとても苦労します。

そのような場合は、基本的に社内に先輩や上司がへ相談するのが手っ取り早いです。

問題は一人で抱え込まずに相談するのが一番の近道!
もしも一人情シスの会社など、頼れる人がいない場合は1からソースコードを読み解いたりベンダーへの問合せをするなどをする羽目になります。。
会社の拠点数によってヘルプデスクのしやすさが変わる
会社には複数拠点(本社+営業所や工場)を持つ会社と、単一拠点(本社のみ)の会社の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットはこんな感じ
| メリット | デメリット | |
| 単一拠点 (本社のみ) | ・実機確認できるので対応が簡単&早い ・社員との距離が近いので社内政治がしやすい | ・同じオフィスにいるので、自己解決できるような些細な問合せがくる(負荷が大きい) |
| 複数拠点 (本社+営業所) | ・遠隔地にいるため社員がある程度自己解決してくれることがある | ・遠隔サポートのため、情報が少なく対応が難航することがある ・社員との距離が遠いので潜在的な不満などを拾えない |
私は両方を経験してきましたが、楽かつ、仕事が進めやすいのは圧倒的に単一拠点の会社(本社のみ)です。
理由は先ほどの表にある通りで、以下2点になります。
・同じ敷地内にいるので実機をすぐに確認しに行ける
・社員との距離が近いので信頼関係を作りやすい=新規システム導入などの時に部署の反発などが起きづらい

実機確認できるのは本当にありがたい( ノД`)シクシク…
逆に拠点が複数ある会社では、他拠点からの問合せがあった場合、基本的にメールや電話・チャットのようなコミュニケーションツールを使って状況をヒアリングすることになります。

この時、社員のリテラシー度合いにもよりますが、たまに社員が事実と異なることを伝えてくるケースがあります。
極端な例を挙げると
今ブラウザの特定のページを開いていますか?と聞いたらYESという回答がある。
→しかし、実際に実機を確認すると全然違うページが表示されていた。
というようなことも結構あります。
もちろん問合せ者は悪意を持って違う情報を伝えてきているのではなく、IT知識の不足から誤った情報を伝えてしまう場合がほとんどです。
こちらで想像している状況と実際に起きている状況が違っている状況で社員に指示を出すので解決しないループに陥ることもたまにあります。

最近はLanscopeのような資産管理ツールを導入し、ヘルプデスク用の画面共有ソフトを使って業務を効率化する会社も増えてきていますが、中小企業だとまだまだ導入が進んでいない企業も沢山あります。
その場合は、電話やチャットで該当社員から情報を聞いて、その情報を元に対応するという対応が必要になるので転職をする際の一つの基準とするのもいいかもしれません。

拠点がいくつあるかを事前に確認しておくのがおすすめ!
とはいえ、単一拠点にはデメリットもあります。
それは、直接対面で相談できることから、些細な事で問合せ(相談)が来てしまい、ヘルプデスクが集中してしまうという点です。
拠点が複数ある場合、遠隔地にいると各社員は自力で解決しようとしてくれる場合が多いです。
しかし、拠点が同じだと直接話せることから相談がしやすいため、物凄く些細な事でも問合せが来てしまったりします。

Wordの使い方がしりたいなど、ググれば出てくるような内容が来ます
その結果、ヘルプデスクに業務の大半が奪われて他の仕事が進まないなんてこともあります。

あくまでヘルプデスクは業務の中の一つであって、全てではありません!
そういったことがないように以下のような工夫が必要です。
・各部にIT担当を決めてもらい簡単な問合せを吸収してもらう
・社内のチャットツールなどでヘルプデスク窓口を設けておき、そこから問合せをしてもらう

「こういう時どう対応しますか?」という形で面接で聞かれる場合があるのでここは要チェック!
とはいえ、これはデメリットばかりではありません!先述した通り、
そういった問合せを接点として他部門と良好な関係を築いておくと、後々社内システムの刷新など全社を横断するプロジェクトが発足した際に立ち回りがしやすくなったりします。
このようにメリットにもなりうるため、バランスを保ちながら業務遂行するスキルが求められます。

社内政治は社内SEの重要な仕事の一つ!
ここまでご紹介したように、単一拠点を持つ会社と、複数拠点を持つ会社それぞれにメリットデメリットがあります。
こういった点も考慮しながら企業分析をしていくのも一つポイントになるかと思います。

例えば、単一拠点を持つ企業を受ける際は「現場の声をちゃんと聞ける環境で仕事がしたいという思いがあり、それを叶えられるのが御社です!」みたいな志望動機を作ることができたりします。
とはいえ、転職にはもっと意識すべき重要なポイントが沢山あるので、あくまで志望動機を作るうえでのアピールポイントの一つくらいに見ておくのがよいでしょう。
おわりに
今回は社内SE業務の一つであるヘルプデスクについてご紹介しました。
本当は全業務を1記事にまとめるつもりだったのですが、思いのほか一つ一つの業務について書きたいことが沢山あったため、急遽シリーズものに変更しました。
ただ社内SE業務について書くだけでなく、社内SEへの転職をお考えの方向けに面接で使えるようなネタなども提供できるような記事にしていこうと思っていますので、乞うご期待ください!
また、「こんな話も聞きたい!」などありましたら是非コメントを頂けると嬉しいです!
次回はITインフラ管理業務をご紹介予定です!


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