こんにちは、やいさです!
2027年に予定している試験制度改革により、情報処理安全確保支援士試験の記述式試験も残りあと2回となりました。
記述式試験の勉強でぶつかる壁が自己採点の仕方です。

公式解答と同じ回答が書けない。。
これ○にしていいのか分かんない。。
と困っている方も沢山いるのではないでしょうか?
この記事では一発合格をした筆者が自己採点をどのように行っていたのかについて解説していきます!
皆さんの参考になれば幸いです。
こんな方におすすめの記事です!
・記述式(午後試験)の自己採点のやり方や部分点のつけ方に迷っている方
・模範解答と自分の回答が微妙に違ってモヤモヤしている方
・自己採点を次の試験や弱点補強にしっかり活かしたい方
結論:記述式の自己採点は参考書の配点基準を軸にしよう!
公式(IPA)は設問ごとの配点を公開していない
IPAの公式サイトでは、試験後に過去問と「公式解答」が発表されます。
しかし、大問ごとの配点(問1は〇点など)こそ書かれているものの、「設問ごとの細かな配点」や「部分点の採点基準」は一切公開されていません。
そのため、自己採点をしようとした場合、以下のような壁にぶつかります。
・設問ごとに何点割り振られているかが分からない
・模範解答と少し言い回しが違う場合、何点引かれるのか判定できない
・「キーワードが入っていれば加点されるのか」などの基準が見えない

受験生当時の私も困りました。。
自分一人でいくら公式解答と照らし合わせても、採点基準がブラックボックスである以上、客観的な点数を割り出すのは正直かなり難しいのが現実です。。
著者が独自配点を掲載している「参考書」がベストな基準になる
支援士の参考書には過去問の解説の他に、配点を掲載している本があります。
あくまで、参考書の著者が独自に分析した詳細な配点や採点基準のため、IPAと完全合致しているとは言えませんが、試験勉強をする上で一つの基準になるのは確かです。

今までの合格者のほとんどは参考書を使って勉強して合格していることからも分かるように大きくズレはない配点基準だと思います。
参考までにご紹介すると下記のような書籍です。
YouTubeなどの解説動画(NWWさんなど)も参考になる
その他、YoutuberのNWWさんの解説動画も独自の配点をしているため、参考にするのがおすすめです。
自己採点する際の「3つの運用ルール」
ここまでの話は、既に勉強を進めている方であればご存じだったかと思います。
ここからは、自己採点でつまずくポイントとその対策について解説していきます。
① 完全一致は不可能!語尾の違いなら「部分点」で計算
過去問を解いたことがある方ならわかると思いますが、記述式で模範解答と100%同じ文章を書くのはほぼ不可能です。

過去問を2、3回繰り返しても公式解答と全く同じ解答を書くのは難しい。。
20字程度の記述なら何とかなりますが、それ以上となるとどうしても自分の考え方や書き方のクセが出てきてしまい、ブレが生じてきます。
そのため、私は参考書の解説を読んで、その解説の趣旨と自分の解答が合っているかを確認していました。
もし趣旨が合っているようであれば、△として採点し、部分点として半分(50%)ほどつけていました。

趣旨が合っているか分からない問題があるんだが。。
参考書の解説を読んだ上で、趣旨が合っているか分からない場合は、その問題に対して理解が薄いという証拠になります。
そのため、その解答は×をつけておきましょう。
このように仕分けをしておくと、△は理解が一定レベルを超えているから復習は少なくてよい、×は理解ができていない苦手な部分だから重点的に対策が必要ということが分かり、2回目以降の過去問演習が効率よく進められるようになります。
② 微妙な回答は「問題の本質(キーポイント)」があるかで判断
ここまでの対策は、比較的シンプルな問題向けの対策でした。
例えば、令和6年度 春期 試験(問3)の問題のような、文字数が多い+複雑な問題だと部分点採点は困難です。
その場合は、キーポイントがあるかどうかで判断します。
令和6年度 春期 試験(問3) 設問4(4)の解答は結構分かりやすいです。

この回答の大部分は問題の本文からほとんど抜き出して解答できるものなっています。
そのため、本文から抜き出して解答ができていなければ×、抜き出せていれば○か△という採点ができます。

本文から抜き出して解答を作れないかを考えるのは記述式のコツ!
ではもう1つのケースを見ていきます。
令和6年度 春期 試験(問3) 設問1(2)の解答は本文抜き出しではなく、自分で攻撃の流れを読み取り、それを言語化しなければならない問題のため相当難しいです。

上記でいえば、下記のような内容が含まれていれば私は△をつけます。
・リンクを用意
・リンクを踏ませる(リンクにアクセスさせるなどでもOK)
・Cookieを送信
・サイトXにアクセス
個人的にはこの問題は6回くらい解きましたが、公式解答と全く同じ解答は一度も導き出せませんでした。

ここでのポイントは、攻撃の流れを頭でイメージしながら解答できること
全く同じ解答を書けないものの、「罠リンクをはって、そのリンクにアクセスさせてCookieを盗み、そこから認証情報を取得して管理者としてサイトXにアクセスして利用者情報を取得する」というイメージが頭に浮かび、それを言語化する感じです。

この問題を解いたときに、私の頭の中には下図のような絵が浮かびます

頭にこのような絵を思い浮かべられるレベルであれば△ではなく○をつけてもいいレベルだと思います。
むしろ、公式解答を暗記するよりもこのような絵を思い浮かべられる方が試験本番で柔軟に対応ができます。

スピーチをする時も暗記をするよりも、大まかに流れを把握するだけの方がいいですよね。それと同じです。
自己採点自体は「ざっくり」でOK
正直、完璧な点数出しに時間をかける必要はありません。ざっくりで問題ないです。
過去問演習での自己採点は目安になりますが、正確な自己採点をしたからと言って合格ができるというわけでもありません。
それであれば、1つでも多く過去問を解き、解説の理解に時間を割く方が効率的です。
そのため、直前期で時間がない中で弱点分野を特定したい場合などを除き、点数はあくまで合格ライン(60点)に届いているかの目安として捉えましょう!
一番大切なのは「点数」ではなく「なぜ間違えたか」の分析
採点後の振り返りで差がつく
私も中盤は結構やりがちだったのが、点数に一喜一憂することです。
先ほど書いた通り、過去問の点数はあくまで目安でしかありません。
そこに執着するのではなく、
・なぜ間違えたのか?
知識不足?/問題文の精査不足?/出題意図が分かっていなかった?
・次はどうすれば正解できるか?
知識を増やす/絵にしてみる/解答に至った経緯を振り返る
といった分析に時間を使うことを意識する方が合格にぐっと近づくことができると思います。
まとめ
今回は、情報処理安全確保支援士の記述式問題における「自己採点の考え方と運用ルール」について解説しました。

ポイントは下記の通り!
・参考書の独自配点を軸にする
IPA公式は配点を非公開のため、市販の参考書や信頼できる動画の基準を活用する
・完全一致は不要(丸暗記まではしなくていい)
模範解答と100%同じは不可能。趣旨が合っていれば「△(約半分)」でOK
・キーポイントの有無で判断
複雑な問題は「本文からの抜き出し」や「攻撃フローのイメージ」ができているかで判断
・自己採点はざっくりで十分
点数に一喜一憂せず、「なぜ間違えたのか」の分析と復習に時間を割く
記述式試験の勉強では、「模範解答通りの完璧な文章が書けない…」と挫折してしまうことが多いです。

私がそうでした。。
しかし、公式解答の型を覚えるのは重要ですが、丸暗記まではする必要なく、それよりも問題の本質や処理の流れを理解できているかだと私は考えています。
自己採点はあくまで自分の弱点を見つけるための「現在地チェック」に過ぎません。点数の上下に振り回されすぎず、間違えた問題の分析をしっかり行って合格を引き寄せましょう!
皆さんの合格を心より応援しています!





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