こんにちは、やいさです!
応用情報技術者試験についてこんなことで悩んでいませんか?
・午後試験の対策本はあるけどセキュリティに特化したものがない
・セキュリティの得点アップを狙いたいけど対策方法がわからない
ここに関して私も受験当時悩みました。午後試験は科目が多いせいか、一科目に特化した対策本ってないんですよね。。
ですので今回は午後試験で必須科目である「情報セキュリティ」に特化した対策方法について具体的に解説していきます!
この科目はネットワークと並び、勉強をしっかりとすれば得点源にしやすい科目ですのでしっかり対策していきましょう!
午後試験の基本
午後試験について知らない方は、まずはこちらの記事でその仕組みを確認してください!

勉強を始める前に、まずは敵を知ろう!
応用情報技術者試験の「情報セキュリティ」対策方法(4ステップ)
情報セキュリティは以下4ステップで対策していきます!
①【基礎知識に不安がある方】情報セキュリティマネジメント試験に合格しよう!
②情報セキュリティの教科書を読み、セキュリティの知識を習得
③過去問を解いて問題形式に慣れる
④解答の型をたたきこむ
①【基礎知識に不安がある方】情報セキュリティマネジメント試験に合格しよう!
IPAの試験の一つとして「情報セキュリティマネジメント試験」というものがあります。
位置づけとしてはITパスポート試験の上位試験に当たります。


なぜこの試験がおすすめか
2つほどポイントを絞って解説します!
ポイント①:セキュリティ知識の土台作りができる
この試験は「ITを利活用する方」向けの試験として開催しています。
つまりこの試験は非技術者向けにセキュリティの基礎を学んでもらうように作られた試験と言い換えることができます。
なので、情報セキュリティを学ぶ上で土台作りに非常に役に立ちます。
ポイント②:応用情報技術者試験へのステップアップにちょうどいい難易度
情報セキュリティマネジメント試験の科目Bは読解問題になっています。
ページ数こそ2ページ程度ですが、応用情報に必要な読解力をつけるためのステップとしてとてもちょうどいい試験だと私は考えています。

いきなり5ページの長文読解をするよりも、
2ページの読解から始めた方が挫折しづらいね!
もし、「セキュリティの基礎が理解できているか不安」という方は、応用情報受験前に、情報セキュリティマネジメント試験の受験を検討してみてください!

おすすめテキストを載せておくね!
私の記事ではおなじみの「きたみりゅうじ」先生の著書です!
これは情報セキュリティマネジメント試験の対策本であり、セキュリティの基礎をマンガ形式で分かりやすく解説しているため、初学者におすすめです。
もう一つのおすすめは、私の基本情報技術者試験科目B対策記事でおなじみの「情報処理教科書 出るとこだけ!」シリーズ!
公開問題・過去問題だけでなく予想問題もついているので実力をつけるにはもってこいの問題集です。
②情報セキュリティの教科書を読み、セキュリティの知識を入れる
冒頭でもお伝えした通り、応用情報技術者試験の「情報セキュリティ」に特化したテキストはありません。(私が調べた限りはありませんでした)
そのため、テキストに近い書籍で対策する必要があります。個人的におすすめするのは以下の書籍です。
この本はセキュリティを漫画形式で楽しく学ぶことができます。著者は応用情報の上位資格かつ、セキュリティの最高資格である情報処理安全確保支援士試験の対策本を出している左門至峰という方です。です。
「情報セキュリティの教科書」がおすすめの理由
もう一度この図での応用情報の位置づけを見てください。
各高度資格の下位試験ということが分かると思います。

つまり、応用情報技術者試験は上位資格である高度試験の基礎知識を問う試験であると言い換えることができます。
であれば上位資格である「情報処理安全確保支援士試験」の超入門テキストで勉強をするのが一番の対策だと思いませんか?
私がおすすめする理由はここにあります。
「マンガ+図解で基礎がよくわかる 情報セキュリティの教科書」はマンガで書かれており、情報処理安全確保支援士試験の超入門書籍です。こちらで情報セキュリティの全体像を把握しておくことをおすすめします。
情報セキュリティは知識で差がつく!
情報セキュリティは知識の有無で差がつく科目です。
確かに難しいセキュリティ用語が出てきた時は補足説明が本文中に書いてあることもあります。
しかし、試験本番で緊張している中でその内容をその場で理解できるでしょうか?しかも午後試験は1問当たり30分しか使えない状況でです。
そのため、最低限その用語を見た時に何となく意味が頭に浮かぶ状態にしておくことをおすすめします。

用語を見ただけで意味が説明できる状態にした方がいいんじゃないの?

たしかにそれが理想!でも午後試験は5科目勉強しなきゃいけないから、見たことがない用語を一つでも失くすことに注力する戦略の方がいいと思うよ!
上位資格の情報処理安全確保支援士試験であれば、「用語を見ただけで意味が説明できる状態」が最低条件になりますが、応用情報ではそこまでやる必要はないと思います。
というのも応用情報のセキュリティは選択問題が中心でかつ、記述問題もそこまで深い知識は求められないからです。
知識を求められる記述問題が出てきた場合、この勉強法を実践していない他の受験者はまず答えられません。
その反面、ご紹介している勉強法実践をしたあなたは部分点がもらえる記述ができる程度にはなっていると思います。満点ではなく部分点を狙っていきましょう!
「情報セキュリティの教科書」の使い方

STEP1:まずは1周流し読みしよう!
マンガ形式で解説されているとはいえ、中には分からない単語も出てくることでしょう。
そういったものはとりあえずスルーして書籍を1周読み切ることに集中しましょう。
まずはセキュリティの全体像を把握するためにどんどん先に進んでいきましょう!

STEP2:分からなかったところを見返そう!
1周したときに全く分からなかった箇所について少し調べてみましょう。
調べ方としておすすめなのは、生成AI(ChatGPTやGemini)に質問してみることです。
生成AIはIT用語の説明などに関しては得意分野です。「○○をIT初心者でも分かるように説明して」というようにプロンプトを投げれば分かるように解説してくれます!
それでも分からない単語があれば、この記事のコメント欄にコメントを下されば、私が解説記事を作りたいと思います!お気軽にコメントいただければと思います。

情報処理安全確保支援士試験まで合格している筆者が
解説させていただきます!
③応用情報午後試験の過去問を解く!
ここまではインプット中心の学習でしたが、ここからはアウトプット中心の学習にシフトしていきます!
ここで使うのがこの対策本です。応用情報の試験対策本としては定番ですね!
ここに掲載されている「1章 情報セキュリティ」分野の問題(5問)を解いていきます。
進め方としては下記の通り。
①過去問を解く
②解説を読む
③わからないことがあれば調べる
まぁ普通ですね(笑)
これだけだと当たり前すぎるので、重視したいポイントを具体的に解説していきます。

具体的な過去問演習の方法については
後日別記事にします!
④解答の型を叩き込む!
ここまでの対策でセキュリティの教科書で基礎知識を、対策本で過去問の出題形式と解き方を学んできました。
次は仕上げの解答の型を叩き込むフェーズに進んでいきます!
使うのは以下の書籍です。
この本は解答の型を叩き込むことに特化した書籍です。
本書は筆者が、今まで出題された記述問題を分析し、それをパターン分けしています。

こう問われたら、こう答える!
といった感じで型を覚えていきます。
本番試験では緊張している状態で問題を解くことになります。
この型を頭に入れておくことで、一から記述解答を考えるよりも記述問題を答えやすくなります。

知識は持っていて記述問題で書きたいことは何となく浮かんでるんだけど、それを言語化できないと言う悩みを解消することができます!
国語が苦手だった私でもこの本のおかげで応用情報を突破できました。
このシリーズの著者は情報処理安全確保支援士試験の対策本も執筆されています。私は応用情報だけでなく支援士試験でもこのシリーズ本にはお世話になりました。
この本の注意点
この本は、セキュリティの知識や午後問題の長文読解の対策を進めた上でやることを前提とした作りになっています。
そのため、私がこれまで解説した通りの対策をしてからでないと効果が低いです。

①と②の対策をして知識力・読解力をつけた上で本書を読もう!
時間がない方は最悪それらのステップを飛ばしても構いませんが、長文が読めない、問題がちんぷんかんぷんというレベルではこの本を読むのは相当苦痛に感じると思います。私は最初にこれに手を出しそう感じました。
この本の使い方
第1章が情報セキュリティになっていますので、この章が対象になります。
STEP1:まずは1周通しで解き、解けた問題と解けなかった問題を記録しておく

合計90問あります!
記述式問題は、公式解答と全く同じ解答を書けることはごく稀(ほぼ無理)です。
○をつけるかどうかを判断する基準は以下2つで良いと思います。
1.指定された文字数以内に収まっているか
2.公式解答と意図が同じか
イメージが沸きづらいかと思いますので、R6秋の問題を例に見ていきましょう!
【問題文】

【問題】

【公式解答 & 筆者が○にしてもいいと思う解答例】
公式解答 :ハッシュ値からパスワードの割り出しは難しい(15文字)
自身の解答:ハッシュには不可逆性がありパスワードの推測が難しいという特性(25文字
上記のように、指定された文字数以内で収まっていること+言い回しは違うが言いたいことが合っている場合は、○にして問題ないと思います。

公式解答と同じ解答を書けないと「×」としていると
一生勉強が終わりません!
STEP2:間違えた問題を復習する(2週目)
90問を1周解き終えたら、×だった問題のみを再度解いていきます。

1周目よりも正答率は上がるはず!
とはいえ、長文の90問を全て覚えていられるのは天才だけです。
「あれ?1周目で読んだのは覚えてるけど思い出せない。。」という状態のものが多いと思います。
その時は答えを見て次に進みましょう。
STEP3:更に間違えた問題を復習する(3週目)
3週目に入ると間違える問題も減ってきていると思います。
この時点で間違えた問題はじっくり解説を吟味しておきましょう。正直この対策本を全問正解できないと合格ができないものではないので、本番試験までに大体7割正解まで持っていければ合格レベルに達していると思います。
まとめ
今回は応用情報技術者試験の必須科目である「情報セキュリティ」に特化した対策方法について解説してきました。
正直ここまでしっかり対策をしている受験生はほとんどいないと思います。つまりはそれだけ差がつけられるということです!
以下の4ステップで対策を進めていき合格の確率を上げていきましょう!
①【基礎知識に不安がある方】情報セキュリティマネジメント試験に合格しよう!
②情報セキュリティの教科書を読み、セキュリティの知識を習得
③過去問を解いて問題形式に慣れる
④解答の型をたたきこむ
情報セキュリティはしっかり勉強しておけば得点源となる科目です。
そして必須科目であるため、ここで差をつけることは合格への近道となります。
しっかり対策して本番試験に臨み、合格を勝ち取ってください!!応援しています!

最後まで読んで読んでくれてありがとう!










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